職人への道

過去その他
たまごボーロを作っていると、Oさんがお孫さんと遊びに来てくれました。
可愛い2歳半の男の子Hちゃん。
このぐらいの子供の頭ってスポンジのように何でも吸収しますよね。
前に来てくれた時のこともしっかり覚えてる。
私の中に「今、お菓子作り教えたらすごい職人になるのでは!?」と。
台にたまごボーロの生地を置き、Hちゃんにカードを渡して、「こう切るやろ、で、丸めるやろ、で天板に置く!」と説明。
家で野菜を包丁で切るおもちゃがあるらしく、本物でできることに興味津々、楽くてすごい集中力!
もちろん形もバラバラ、小さいぷよぷよした手では丸められるはずもなくグチャ。
でもやる気はすごい!
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私とHちゃんがわいわいと進まない作業をしている横で、Oさんは黙々とボーロを綺麗に丸めている(100個分ですから(笑))。
でもOさんがせっかく作ったものもHちゃんはまた取ってカードで切ったりして。(笑)
私は「お~やる気が見えるぞ!」と嬉しくなる。
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そしてHちゃんを小脇に抱え(笑)天板持ってオーブンへ「これオーブン。これから焼くねん、熱い熱いよ」というと、
オーブンに「お~ぷん。ふぅ~ふう~」。なんて可愛いんだ~。
焼いている間、また残っている生地をカードで切って丸める作業を(全くできないけどやる気はすごい!)していると、ピーと焼き上がりの音が。「できたよ!」とまたHちゃんを抱えオーブンを開ける。「ほら焼けたでしょ!」Hちゃんの嬉しそうな顔。
代わりにまた生のボーロをオーブンに入れて「な、これは生、これも今から焼くとこうなる。」と説明。
とっても理解してくれた顔。心の中で「よ~し」とガッツポーズ。
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そして焼きたてを冷ましながらお皿に入れると、自分で一粒つまんで口に入れ「おいしいねぇ~」と笑顔~。
自分で作ったのが嬉しいのか次から次へとパクパク。
「お母さんにも持って帰ろうね」と袋を出すと、自分で袋に入れ持ってきたリュックサックへ。しっかりしてる~。(笑)
実はその後2回、遊びに来てくれる度にたまごボーロを一緒に作ったんですが(本気で職人にしようと思っている私(笑))。
なんと3回目に、丸められないけど両手をすりすりさせて長細いものを作って「ぽてと~」。
上達してるHちゃんに感動~!
私の好奇心を満たしてくれるHちゃんでした(笑)。